市民の会について
ごあいさつ
平成21年2月27日に、小浜商工会議所で開催されました「小浜市の歴史と文化を守る市民の会」の設立総会におきまして、不肖私が会長にご推挙を賜り、誠に力不足ではございますが、会長を務めさせていただくことになりました。 ここに、一言ごあいさつを申しあげます。
ご高承のとおり、歴史、文化を活かしたまちづくりを進めてきました「郷土の偉人顕彰会」、「小浜城復元市民の会」と「世界遺産登録をめざす市民の会」の三つの団体が統合して、あらたに、「小浜市の歴史と文化を守る市民の会」を発足させて、更なる充実発展をめざすことになりました。
ところで、小浜市の人口は、県の約4%弱であり、面積も県の総面積の5.5%であるにもかかわらず、福井県の国宝建造物2点は、2点とも小浜市にありますし、国宝を含む国指定の重要文化財の約27%が小浜市に存在します。さらに、県全体に目配りをした県指定の文化財においても、その約22%が、小浜市にあります。しかもこの文化財は種類も豊富で、あらゆる年代のものが含まれており、小浜市はまさに歴史遺産の宝庫であると言われる所以なのであります。
「まちづくり」にとって、歴史遺産がもつ潜在的な「ちから」は、山麓からほとばしり出る湧き水のように、限りなく無限にちかいと考えます。
今後、私たちは、小浜市が、古来より大陸と奈良京都をむすぶ日本海側の要路として栄えた歴史遺産の宝庫である町として、歴史と文化が息づく、個性あふれるまちづくりのために官民一体となった取りくみが進められるよう努力を致しますので、さらなるご指導ご支援を賜りますようお願い申しあげます。
小浜市の歴史と文化を守る市民の会
初代会長 堂前 廣