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【延期】佐久間艇長顕彰祭の開催について

 本日4月15日は、福井県尋常中学校小浜分校(現在の若狭高等学校)第29期卒業生である「佐久間艇長(佐久間勉)」が亡くなった日です。 佐久間艇長は明治39年に新造された国産第1号の潜水艦「第6潜水艇」の艇長となりましたが、山口県新湊沖での潜航訓練中に通風筒からの浸水という不慮の事故により艇は沈没し、乗組員13名とともに艇長は30歳の若さで明治43年に亡くなりました。

 引き揚げられた潜水艦には、最後の瞬間まで自分の任務をまっとうした乗組員と、最後の瞬間まで事故の原因と乗組員遺族への配慮を求める遺書を書き残していた佐久間艇長の姿がありました。

 最後の最後まで自らの職責を果たそうとした姿勢を称え、アメリカでは国立図書館の前にセオドア・ルーズベルトが遺言を刻んだ銅板を設置し、また、イギリスの王室海軍潜水資料館では佐久間艇長と第六潜水艇が紹介されています。

 小浜市では、大正3年(現在の像は昭和34年に再建されたもの)小浜公園に佐久間艇長像が設置され、現在は、小浜市の歴史と文化を守る市民の会が毎年4月15日午後1時から「佐久間艇長顕彰祭」を開催しています。

 しかしながら、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大防止、関係者・参加者の皆さまの健康・安全を第一に考慮しまして、長年4月15日に実施している顕彰祭を今年に限りまして10月19日(月)に延期し、開催することとなりましたので、お知らせいたします。

更新日:令和2年4月15日

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